2020年11月 静岡県伊豆長岡温泉 三養荘
都内から電車で1時間半。自然あふれる静岡県伊豆長岡温泉「三養荘」(さんようそう)。この三養荘は幕末から活躍した岩崎弥太郎の長男、岩崎 久彌氏の別邸として建設された歴史のある建物。建築関係者が唸るようなポイントが数多く存在するとか。この三養荘を選んだのは新郎父が三養荘(新館)を手掛けた建築家「村野 藤吾」を敬愛しているという点がなかなか興味深い結婚式でした。
さて、この三養荘での結婚式のポイントは
- 新郎父が「三養荘新館」を手掛けた村野藤吾を敬愛
- ゲストは都内を中心に全国から集まる(都内からのアクセスが必要)
- 新郎は神前挙式が希望、新婦は父とウエディングロードを歩きたい
- ご高齢のゲストのために和食
- 会話を中心にした慌ただしくない披露宴
そして注目すべきは
新郎=神前挙式をしたい
新婦=バージンロードを父と歩きたい
の2点をすべて叶えた温泉ウエディングとなりました。
1日の流れ
和装での神前挙式からはじまり、紅葉の美しい庭園でのロケーション撮影。ウエディングドレスで父とウエディングロードを歩き夢を叶えたふたり。披露宴はゲストとの食事と会話が中心のゆったりした時間。各部屋ごとに深夜まで語り合い、大浴場で裸の付き合いを深めた。
朝食会場でのふたりからのお礼の挨拶で温泉ウエディングはお開きとなりました。ゲストの皆さんは観光へ出かける方やロビーでゆっくりされる方、次回の再会を約束されて名残惜しそうに帰路に。
新婦ヘアメイクスタート
客室にて和装の支度。親族の着付け等もあわせて館内でご準備
ロケーション撮影
紅葉の庭でゆっくりふたりの記念撮影
神前挙式
温泉街の氏神神社「大仁神社」宮司により館内特設会場にて厳粛に執り行われた。
親族との記念撮影
人前挙式
ウエディングドレスに着替えて、ゲスト全員の立ち会いにより感動の挙式。
チェックイン
ゲストは各自お部屋にてお寛ぎいただく
ご披露宴
70名のゲストとの楽しい宴。美味しい会席料理に笑顔と拍手で和やかに。
アフタータイム
宴の後は、新郎新婦も浴衣に着替えてお部屋へ、深夜まで久しぶりに会った友人たちとの時間を楽しむ
ご朝食〜チェックアウト
遅めの朝食をゲスト全員と頂いて、ふたりの結婚式はお披楽喜に。チェックアウトされるゲストをロビーで見送られます。
温泉ウエディングからのコメント
ふたりの結婚式が開催された2020年11月は、コロナ禍の規制が緩和されGoToキャンペーンが全国で動き出したタイミングでした。予約した時には予想もしなかった感染対策を旅館側もいち早く取り入れ、宴会場のセッティングの変更、人数制限など配慮することが多い結婚式でした。
温泉ウエディングとしてのポイントは
- プリンスグループだったために多くの椅子・テーブルの手配が容易にできた
- 三養荘さんの努力によりチェックイン時間を調整していただけました
- ソーシャルディスタンスに配慮した部屋割を行った
旅館側もはじめての事が多く、新郎新婦には不安や負担をかけないよう温泉ウエディングノウハウを持つチームとの連携で叶った奇跡のような一日だった。三養荘の皆様ありがとうございました。
詳細データ
場所:伊豆長岡温泉(静岡県)
会場:三養荘
開催日:2020年11月
挙式:親族神前式(館内特設)/全員人前式(館内特設)
披露宴:大宴会場「雄峰」
参列者:70名/家族・親族・友人・勤務先( 全国より)
予算:ゲスト一人あたり約6万円※衣装やプランニング料などすべてを足して人数で割った金額