公開日: 2025年10月29日 / 更新日: 2025年11月04日 / 読了目安: 7分

温泉ウエディングはどんな人に向いている? 家族婚・キッズ歓迎・神社挙式まで徹底解説

結婚式のかたちは多様化し、「自分たちに本当に合う方法を選びたい」と考える方が増えています。私たちがご提案する温泉ウエディングは、旅のぬくもりで式を包み込むスタイルです。舞台は温泉地まるごと。宿泊・挙式・会食・撮影を一体的に設計し、移動を最小限に抑えます。お子さまからご高齢のゲストまで、同じ屋根の下で安心してお過ごしいただけます。

ここでは、実際に温泉ウエディングをお選びいただいている“お客様像”を、いくつかのケースとしてご紹介します。どれか一つでも心当たりがあれば、きっと相性が良いはずです。

1)「家族だけで、丁寧にお礼を伝えたい」— 少人数の滞在型家族婚

披露宴は派手にせず、10〜30名ほどの家族婚でゆったり過ごしたい方に選ばれています。到着後は客室の露天風呂で一息つき、夕方に館内の小さな人前式で誓いを交わします。会食は季節の会席をゆっくり楽しみ、翌朝のご朝食もゲストと一緒に。チェックアウト後は温泉街を散歩して、観光を楽しむ。
式の時間は短くても、一緒に過ごす時間は長くなります。形式よりも“温度”を大切にされるおふたりに向いています。宿泊自体を引出物として設計し、持ち帰り荷物を減らす工夫も可能です(宿・プランによりご提案)。

2)「子どもが主役の瞬間があってもいい」— キッズ歓迎の安心設計

列席のお子さまが5〜10名というご相談も増えています。温泉ウエディングは、挙式から会食、宿泊まですべて館内で完結できるため、移動の負担が少なく、どの世代にとってもゆっくりと過ごせるのが魅力です。畳の宴会場では、子どもたちが寝そべって遊ぶ姿も自然と笑顔を誘い、会場全体が和やかな雰囲気に包まれます。
また、子どもに優しい旅館を選べば、キッズチェアや子ども用食器の用意、離乳食対応など、親御さまにも安心のサポート体制が整っています。
撮影は“早めの時間に30分×2回”など、お子さまの集中力に合わせて無理なく進行。家族旅行のアルバムに、そのまま“結婚式の1ページ”が加わるような、あたたかな時間が生まれます。

3)「妊娠中・準備は短期で整えたい」— マタニティ&クイックプラン

ご家族の体調のこともあり、できるだけ早く挙げたい」「妊娠中なので無理のない準備で叶えたい」——そんなおふたりの声にもお応えしています。
温泉ウエディングでは、ご相談から3か月以内の挙式も多数サポートしてきました。打合せはオンライン中心で、衣装は1着に絞って負担を軽減。挙式は宴内人前式など館内で完結するスタイルを選ぶことで、打合せ回数を少なくしながらも、スムーズに準備を進めることができます。
必要な項目だけを丁寧に積み上げていくため、スケジュールも明確で安心。体調やご事情に合わせて休憩や移動時間をゆったりと設計し、“削る”のではなく“整える”ことで、短期間でも満足度の高い一日を実現します。

4)「ふたつの実家を一つの旅で結びたい」— 県をまたぐ親族集合

新郎新婦のご実家が別エリアの場合、温泉地を中間地点として“みんなで旅をするように過ごす”スタイルをご提案しています。
移動そのものを特別な時間として、家族・親族がひとつの絆で結ばれていくような温かい旅。結婚式の前後には観光を楽しみながら、それぞれの家族がゆったりと交流する時間も生まれます。
挙式は館内の人前式でも、近郊の神社挙式でも可能。夜は館内ラウンジでの二次会でゆったりと語らい、翌朝は温泉街をそぞろ歩きながら観光や買い物を楽しむひとときも。
式の前後に自然と会話が生まれ、「親族同士の距離がぐっと近づいた」というお声を多くいただいています。

5)「写真と旅の記憶を同じアルバムに」— 撮影重視×移動最小

フォト重視のおふたりには、前撮りをしなくても結婚式当日にたくさんの写真を残せるよう工夫しています。
温泉街や館内、庭園などで撮影を楽しめるロケーションフォトの追加も可能です。光がきれいな時間帯に30〜60分の撮影枠を2〜3本確保。支度は客室完結です。雨の日でも館内には絵になるスポットが多く、天候を気にせず思い出を残せます。
友人カメラマンや衣装の持込OK(宿・規約による)の設計もできます。旅館“貸切”に近い使い方ができる日程なら、撮影の自由度はさらに高まります。

6)「ゲストは多くない。でも温かく、きちんと」— 40〜80名の中規模

ゲストハウスほどの“演出装置”は不要だが、世代を超えて集まる温かさは欲しい、というご希望に合います。大広間や宴会場+控室を柔らかく使うことで、余興控えめでも地の食材の会席温泉が自然に会話を生みます。
二次会はバー/ラウンジ貸切で。お開き後の客室での小さな二次会も、旅の延長として楽しめます。式が終わったあとも関係がつながる実感を得やすい設計です。

7)「二人らしさを持ち込みたい」— 自由設計と費用の見える化

温泉ウエディングは“全部入り”のパッケージではありません。必要なものを積み上げる“積み上げ式”だからこそ、予算配分がしやすくなります。
演出を削るのではなく、“やりたいこと”に寄せて設計します。
お衣装店でのレンタルはもちろん、ネットで購入したセルドレスや自前の振袖なども自由に持ち込めますギフトを宿泊に置き換えるなど、ゲストの負担や荷物を減らす工夫も可能です。お支払いは旅館の運用に準じた後払いをご案内できる場合があります(宿規定・時期により要確認)。

8)「海外ゲスト・多言語対応をスムーズに」— 日本らしさ×移動ストレス軽減

インバウンド列席や国際結婚でも、館内完結の強みが生きます。チェックインからお開きまでの英語案内サインやスケジュールを用意し、神社挙式の場合は往復送迎をセットに。海外ゲストにとって、温泉・会席・和装はそれ自体がコンテンツです。
“観光用に作られた場所”ではなく、暮らしの延長にある日本を体験していただけるのが価値です。

9)「ふたりや両親と節目を祝う」— 日取りもスタイルも自由に

お子さまが生まれて結婚式のタイミングを逃していたり、新郎新婦だけ、または新郎新婦と両親だけでの挙式を考えている方にも、温泉ウエディングはぴったりです。
たとえば、入籍後の節目として、家族が増えてからの記念として、あるいは子どもが少し大きくなってからのタイミングとして。新郎新婦ふたりだけで静かに祝う日や、親しい家族とだけ集まる日、遠方の親族を招いての小さな旅のような式も可能です。
泊まってみたかった旅館で、ハネムーンを兼ねて挙式を行うのも素敵です。日常から離れた温泉地で過ごす時間が、ふたりや家族にとっての大切な節目を、より特別で思い出深いものにしてくれます。

まとめ:温泉ウエディングが選ばれる理由

  • 移動最小:支度・挙式・会食・宿泊が同じ拠点で完結し、ご高齢ゲストやお子さま連れにも優しいです。
  • 自由設計:旅館“貸切”に近い使い方も可能で、持込や挙式スタイルの柔軟性があります(宿規定によります)。
  • 写真の密度:生活の延長にある景色で、長く見返せる写真が残せます。
  • 費用の見える化:積み上げ式で必要なものにだけ投資し、宿泊を引出物に置換する工夫もできます。
  • 旅の記憶と一体化:式前後の会話が増え、関係性が続きやすくなります。

さいごに

いかがだったでしょうか?「何名くらいで、どの季節が良さそうか」「和装か洋装か」「神社か館内か」。まだ決まっていなくても大丈夫です。“温泉旅館で結婚式をしたい”という想いがあれば、そこから設計を始められます。
初回はメールでやり取りし、オンライン打合せで人数・エリア・ご予算感を一緒に整理します。移動・撮影・会食の動線設計をご提示し、1泊2日 家族とゲストで過ごす滞在型ウエディングの全体像を共有いたします。
「見栄を張らない、やさしい結婚式」。それが温泉ウエディングの答えです。旅のように、肩の力を抜いて最初の一歩を踏み出してみませんか。