2025年5月 福岡県 二日市温泉 大丸別荘

神戸在住のおふたりが選んだのは、福岡県二日市温泉の老舗旅館「大丸別荘」。新郎家は鹿児島から、新婦家は台湾から。言葉も文化も違うご家族が一堂に集まり、温泉旅館という特別な場所でゆっくりと過ごされた、あたたかな1泊2日の結婚式です。

コロナ禍を越えて、ようやく迎えた特別な一日

おふたりが入籍されたのはコロナ禍のこと。当時は結婚式を開くことができず、落ち着いてきたタイミングで「やはりふたりらしい式がしたい」と思いはじめたそうです。

温泉ウエディングへの最初のお問い合わせは2024年の夏。「親族を招いた温泉旅館での結婚式がしたい」というご希望とともに、さまざまなご要望をお聞かせいただきました。

  • ゲストにはかしこまらずにリラックスして参加してほしい
  • ご高齢のゲストもいるため、移動距離や食事への配慮をしたい
  • 鹿児島と台湾からゲストが集まるため、アクセスの良いエリアにしたい

これらの希望をもとに、中間地点として浮かんだのが福岡でした。複数の旅館をご提案し、実際の見学・試泊のスケジュール手配もサポート。その中でおふたりの心を掴んだのが大丸別荘でした。

おふたりのこだわり──言葉を越えて、ゲストに喜んでほしい

会場が決まると、新婦はゲストのためにひとつひとつ、丁寧に準備を重ねていきました。

招待状も可愛らしい猫のデザインをセレクトして、日本語と中国語の2種類を準備。当日の席次表やタイムスケジュール、プロフィール、ゲームの景品紹介まで一冊にまとめたオリジナルブックを手作りでご用意されました。ウェルカムスペースには、ふたりが共通して愛する猫のモチーフのグッズが並び、ウェルカムボードやフォトフレームもこだわりのものが飾られました。

「ゲストに喜んでほしい」というその思いが、会場のすみずみに感じられます。

衣装──和と洋と、そしてチャイナドレス

衣装はおふたりそれぞれのこだわりが光りました。新郎は羽織袴とタキシードの二着をご用意。新婦は白無垢、希望していたレース打掛、さらに披露宴ではご自身でオーダーされたチャイナドレスにお色直し。

レース打掛は取扱店が少なく、複数の衣装店への試着調整を経てようやく実現しました。白無垢・レース打掛・チャイナドレスと、三つの衣装が織りなすストーリーは、日本と台湾、ふたつの文化を大切にする新婦らしい一日を表していました。

挙式当日の流れ

新郎新婦は前日より旅館に宿泊。当日を穏やかな気持ちで迎えられました。

13:00 新婦ヘアメイクスタート

15:00 ゲスト到着・チェックイン

16:00 受付

16:30 神前式(館内)

当初は神社での挙式をイメージされていましたが、ご家族の移動負担を考慮し、館内での神前式を選択。大丸別荘では近くの二日市八幡宮神社より神職さんにお越しいただいて神前式を執り行うことができます。両家が静かに見守る中、おふたりと両家を結ぶ挙式が執り行われました。

17:00 お庭での集合写真

式を終えて、お庭へ。四季のうつろいが美しい日本庭園。会場見学の際にお庭の美しさに魅了されたおふたりは、集合写真はぜひここで撮りたいと早くから決めていました。ここで輝いたのが、新郎の姪っ子ちゃんでした。とにかく愛嬌たっぷりで、おばあちゃんにハグしたり、カメラに向かって満面の笑顔を向けたり。場の空気をぱっと明るくする存在感は、誰もが目を細めるほどでした。

17:30 披露宴

ご披露宴では、新郎新婦おふたりが司会を務められました。入退場などの一部をプランナーがサポートする形で、プロの司会者を入れないことで、ゲストとの距離が自然と近い、和やかな宴になりました。

言葉は違っても、終始なごやかなお時間となりました。スマートフォンの翻訳アプリを使いながら、ゲスト同士が笑顔で会話するシーンがあちこちで生まれていました。言葉がなくても伝わるものがある。そんな瞬間が、この式の一番の景色だったかもしれません。

披露宴の中盤にはビンゴゲームも。ゲストに楽しんでほしいという思いから新郎新婦が企画したもので、会場がひとつになって盛り上がりました。そのビンゴゲームの最中、新郎新婦のそばにいつのまにか姪っ子ちゃんがひょこっと仲間入り。愛嬌たっぷりで一緒にゲームを盛り上げてくれました。

披露宴の中座では、新郎がエスコート役にお母様をご指名されました。宴会場の出入口に少し段差があり、そっとお母様に手を差し伸べる姿。言葉少なくとも、その横顔に感謝と愛情がにじんでいました。

20:30 おひらき

翌朝・チェックアウト後

ご朝食はご家族ごとに気兼ねなくゆっくりとした時間を過ごした後、チェックアウト。そこからが、またおふたりらしいところでした。新郎は鹿児島からお越しのご家族を見送ってからご自宅へ。新婦は台湾からのご両親と一緒に博多観光のガイドを。最後の最後まで、ご家族を大切に思うおふたりの姿がありました。

温泉ウエディングからのコメント

国際結婚の結婚式では、言語対応や文化の違いを超えた細やかな準備が必要となります。招待状の二か国語表記から当日の進行にいたるまで、新婦さまが翻訳・通訳をはじめさまざまなアイテムの手配を自ら担い、ゲストへの思いをかたちにしていきました。その姿勢が、この式の温かさの土台になっていたと思います。

当日、ご両家の皆様がスマートフォンを片手に笑いながら会話している場面を見たとき、この式をご一緒できてよかったと心から感じました。言語と文化の壁を越えて、全員が笑顔でいられる結婚式。おふたりの思いと、ご家族の皆さまの絆が深まった特別な一日となりました。

お客様の声

新郎より

温泉ウエディングさんのおかげでとても思い出深い結婚式となりました。遠方からウェブ会議主体のプランナーということで不安もありましたが、当日は大きな問題もなくスムーズに進行していただきありがとうございました。国際結婚ということで言語のこともあり大変だったかと思いますが、おかげで親族もとても喜んでいたので、大満足です。

新婦より

準備していた頃は、ゲストの皆さんが言語が通じないからどうなるんだろう?とちょっと不安でしたが、温泉ウエディングさんと大丸別荘さんのおかげで、言語と文化の壁を超えて、全てのゲストがずっと最初から最後までいい笑顔でいられる結婚式ができました。本当にありがとうございました。

詳細データ

場所:福岡県 二日市温泉
会場:大丸別荘
開催日:2025年5月
挙式:神前式(館内)
披露宴:宴会場「飛梅」
参列者:15名(家族・親族)

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